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必要なくなったパソコンってどう処分する?

片付け・整理

2019.11.18UP

必要なくなったパソコンってどう処分する?

パソコンは気軽に捨てることができない?

今から10年以上前であれば、指定された曜日にゴミ捨て場に置いておくだけでパソコンを捨てることができたのですが、現在ではそうはいきません。資源有効利用促進法に基づいてメーカーが回収するよう義務付けられているため、そのままゴミとして捨ててはいけない決まりになっているのです。間違った廃棄や処分の仕方をしてしまうと法令違反になる可能性すらありますので注意が必要です。

 

簡単に説明してしまうと『パソコンはたとえ壊れて動かない状態でも単なるゴミではないので、しっかりリサイクルしましょう』ということです。

 

見知らぬ山にパソコンを捨てるような不法投棄を考えている人は少ないでしょう。しかしながら、ゴミ袋に入れてそのままゴミ捨て場に捨ててしまおうと考えていた方は多いのではないでしょうか。

 

パソコンを廃棄、処分するための方法はいくつかに分かれていますので、適切な方法を選択しなくてはなりません。

パソコンを捨てるのにお金が掛かる?PCリサイクルマークとは

パソコンを廃棄、処分するためにまず確認する必要があるのがPCリサイクルマークの有無です。PCリサイクルマークは2003年10月以降に販売されたパソコンのディスプレイや本体に貼り付けられています。

 

このPCリサイクルマークが張り付けられているパソコンは廃棄に料金がかかりません。一方、PCリサイクルマークが張り付けられていない2003年10月以前に販売されたパソコンは廃棄にリサイクル料金が発生します。

 

PCリサイクルマークの無いパソコンの場合、その廃棄するためのリサイクル料金はおよそ3,000円から4,000円になります。パソコンの種類によりリサイクル料金は変動しブラウン管ディスプレイなど大きいものは高くなります。

 

ブラウン管型ディスプレイとデスクトップ本体を同時に処分するケースでは、リサイクル料料金がそれぞれ発生し7,000円前後となることもあるでしょう。決して少ない金額とは言えない金額ですよね。

 

PCリサイクルマークのあるパソコンは、購入時にこのリサイクル料金を事前に支払っていることを示したマークです。そのためこのPCリサイクルマークの有無によって廃棄する際にリサイクル料金の支払いが必要かどうかが変わってくるのです。

 

リサイクル料金をいつ支払うかどうかの違いとは言え、廃棄する際にかかるとその費用がもったいなく感じてしまうものです。またリサイクル料金が発生することを知らずにいて、トラブルになってしまうこともありますのでしっかりとPCリサイクルマークについて確認しておきましょう。

パソコンを処分するための方法5選

パソコンをそのままゴミ捨て場に捨ててしまうことが出来ないということを説明してきましたが、では実際にどのように処分を行う必要があるのかみていきましょう。

 

・メーカーに回収を依頼する

最もポピュラーなのがパソコンメーカーに回収を依頼するという方法です。PCリサイクルマークのあるパソコンの場合には破棄費用を購入時に支払っていることになりますので、無料で回収してもらうことができます。

 

・回収ボックスを利用する

自治体や家電量販店で不要パソコンの引き取りを行っていることがあります。これは小型家電リサイクル法によって行われているものですので、小型家電リサイクルについての専門サイトで各市町村どこに回収ボックスがあるのか調べることができます。すべての自治体や家電量販店で回収してくれるわけではないため事前に確認する必要があります。

 

・回収業者へ依頼

不要になったパソコンの回収業者へ依頼するというものです。パソコンの処分のプロですので、処分方法に間違いがないか不安な方におすすめできる方法です。無料で回収を行っている業者もあれば手数料が必要となる回収業者もあります。そのため業者選びは慎重に行いましょう。

 

・リサイクルショップに買取依頼を行う

リサイクルショップに買取依頼を行う方法です。業者に依頼するためデータの消去など安心することができる方法となります。現金を手に入れることができる可能性もあり、お得にパソコンを処分できます。ただし破損がある場合などでは買取を行って貰うことができないケースもありますので注意が必要です。

 

・オークションサイトで売却する

オークションサイトでパソコンを売却してしまう方法です。1番高値での取り引きが期待できますがパソコンの初期化などデータの消去をしっかりと個人で行う必要があります。購入者がデータを処分する約束のもと売却してしまう方もいますが、個人情報流出に繋がりますので自分自身でデータの消去を行うことができることが利用の条件と言えるでしょう。

 

パソコン内部のデータ消去の注意点

このようにパソコンを処分する方法はいくつかありますが、廃棄・処分方法だけではなくパソコンの内部には多くの個人情報が詰まっていることを意識することが大切です。

 

パソコンのデータを消去するには以下のような方法があります。

・データ消去ソフトを使用

・磁気破壊

・物理破壊

しかし、どれも専門知識や専用機器が必要となり、個人で行うにはハードルが高くなります。

 

個人でパソコンのデータを消去するには、データを移行したり、ごみ箱から消したりすることが多いかもしれませんが、それだけでは、パソコン内のデータを完全に消去したことにはなりません。一見データが消えたように見える状態であっても、データ復元ツールを利用されると、削除したように思えたはずのデータが復元されてしまうことも珍しくありません。

 

パソコンの中に写真や重要な情報を保存していないから安心と思っている方も多いでしょう。しかしパソコンの使用履歴の中には、様々な情報が隠されていますので購入履歴からクレジットカード情報が流出してしまう可能性もゼロではないのです。

 

すぐにでも捨ててしまいたいという方にはメーカーや回収業者へ依頼するのがよいでしょう。ただし、少し発送や集荷の手配が必要です…。

 

パソコンをお得で安心に廃棄したいと考えている方には、専門的知識がありデータ消去等、しっかりと初期化を行ってくれるリサイクルショップをおすすめします!その際は、データ消去等してくれるお店かどうか必ず店員に確認することが大事です。しっかり説明してくれるリサイクルショップは信頼できるお店です。お店まで行く必要はありますが、その場ですぐ回収または現金化できるので嬉しいですよね。

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